INTERVIEW インタビュー

西国分寺駅から徒歩約2分、南口を出た通り沿いに位置する「本間歯科医院国分寺診療所」。
本間和人院長は1980年に国立に本間歯科医院して1982年に国分寺に同院を開業。
以来、国立、国分寺の地域歯科医療に貢献してきた。専門は義歯で、卒業した大学の付属病院では補綴科のインストラクターとして、学生を指導したことも。2019年1月に院内をリニューアル。
木目調の落ち着いた空間で「患者さんがリラックスした環境で診療を受けることができるようになったと思います」と語る本間院長。診療においてはできるだけ歯を抜かない治療を心がけており、予防歯科にも力を入れる。
マジシャンという一面もあり、イベントで技を披露しているという院長。

  • 本院と分院ではどのような患者さんがいらっしゃいますか?

    1980年、自宅の近くである国立市に本院を開業し、その2年後に分院としてオープンさせました。
    国立市の本院は、住宅街にあるため高齢の方や主婦の方の割合が多いのですが、分院は駅からすぐの場所にあるため、比較的若い年齢層の会社帰りの方が立ち寄るケースも多いです。

    もちろん、開業当初から通い続けてくださっているご高齢の患者さんもたくさんいらっしゃいます。
    当院は、一般歯科、小児歯科、予防歯科、口腔外科、入れ歯治療など幅広い診療に対応しております。
    歯科医師は、私と非常勤の先生の2人体制です。地域の皆さんが通いやすい診療所をめざしておりますので、お気軽にご来院ください。
    2019年1月に、院内をリニューアルしました。木目調で落ち着いた空間になりましたので、患者さんにリラックスした環境で診療を受けていただけると思います。

  • 先生は、入れ歯を得意としていらっしゃると聞きました。

    私自身、大学時代は入れ歯が専門で、卒業後、付属病院に4年間勤務していた時は、補綴科のインストラクターとして学生を指導してきたこともあり、数多くの症例を診てきました。
    「入れ歯」と一言で言いましても、最近では様々な種類の入れ歯があります。

    現在の入れ歯が合わない、入れ歯の見た目が気になる、入れ歯を気にせずに、食事や会話を楽しみたい等、気になることがありましたらご相談ください。

    保険診療、自由診療両方に対応し、患者さんの症状はご希望などに合わせて義歯を提案させていただいています。入れ歯は人によってそれぞれで、簡単に合う場合もあれば、お口に合わせるのが難しい場合もあります。

  • ノンクラスプデンチャーにも対応されているそうですね。

    はい。ノンクラスプデンチャーは金属バネを使わない入れ歯で、自費診療となります。
    ナイロン系樹脂で作られている為、薄くて軽く、金属アレルギーの心配もありません。

    当院でも希望される患者さんにご対応させていただいています。 以前は、入れ歯の見た目が気になる方や、入れ歯が合わない方にはインプラント治療などを提案させていただいていましたが、今では、インプラントに代わる入れ歯としてノンクラスプデンチャーを提案させていただくことが多いです。

  • 診療の際、心がけていることを教えてください。

    「なるべく自分の歯を残すことが一番。できるだけ歯を抜かない」ということ目指しています。入れ歯を専門としているのに矛盾して聞こえるかもしれませんが(笑)。入れ歯にすると、どんなに上手に作ろうと力を尽くしても、噛む力が減ってしまいますし、食べ物の味も違く感じてしまいます。

    歯を抜いてしまえば、治療はそこで終わりなので治療期間としては短いのですが、やはり、自分の歯をできるだけ長持ちさせるのが一番です。少し時間がかかっても、しっかり神経の治療をして、残せる歯は残すように目指しています。高齢になっても自分の歯で噛めるよう、ちょっと気になったら早めに歯科医院に足を運んでいただくことが、完治への近道だと思います。

  • 他に力を入れている治療はありますか?

    当院は、予防歯科にも力を入れていて、虫歯になりそうな歯は痛みを感じないものですが、その前の段階でのお口のチェック・処置がとても大切です。

    予防歯科では、歯科衛生士が歯磨きの指導や歯のメンテナンスを行っています。
    毎日の歯磨きでは取りきれない汚れ、歯垢、歯石を取り除くことを習慣化することで、虫歯や歯周病を防ぐことができます。定期的にメンテナンスを行い自分の歯を健康に保てれば、年を重ねても、自分の歯でおいしく食べることができるのではないでしょうか。歯やお口のお手入れグッズ、歯間ブラシ、フロスなども、患者さんに合わせてご紹介いたします。

  • 歯科医師を志されたのはどのような理由からですか?

    両親は医療関係ではなかったのですが、子どもの頃、私に医師になってほしいという希望があったようです。そんな中で高校生になった頃、自分の進路を考えた時、当時は歯科医師の数が足りなかったこともあり、歯科医師をめざすようになりました。私の妻も、もう現役は退きましたが歯科医師で、娘も息子も歯科医師。娘は、国立本院で私と一緒に勤務し、院長として診療を行っています。息子は現在、他の歯科クリニックに勤務し研鑽中です。何年か後には息子にも当院に来てもらい、一緒に働きたいですね。

  • 先生は、プロのマジシャンでもあるそうですね。

    そうなんです。手品を始めて、かれこれ15年くらいになるでしょうか。プロのマジシャンに弟子入りして、お師匠さんから「デンタルマジシャン ドクター・カズ」という名前をつけてもらいました。老人ホームなどいろいろな所に呼ばれて、クリスマス、忘年会、新年会などのイベントでマジックショーを行っています。マジックは、手先、指先の訓練にもなるんですよ。手の指を1本ずつ、第一関節だけを動かす練習など、ちょっとした時間に動かして練習もしています。コインやトランプなど小物だけでなく、鳩を使ったり、人を大きなボックスに入れて姿を消したりなど、イリュージョン的なことにもチャレンジしています。

  • 今後の展望について聞かせてください。

    これからも、患者さんが、いつまでも健康な歯でいられるようなお手伝いをしていきたいと思っております。娘や息子の若い感性を取り入れながら、地域の患者さんに貢献していきたいです。

    繰り返しになりますが、理想は自分の歯が丈夫で残っていることが一番です。毎日時間をかけて磨いていただき、歯科医院にも定期的に足を運び、検診を受けていただきたいですね。80歳で自分の歯を20本残すのが厚生労働省や日本歯科医師会の掲げた目標ですが、決して無理な数字ではありません。患者さんと一緒に、この数字をめざしていきたいと思います。

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